
「感じられない私」が教えてくれたこと。プライバシー侵害の傷から、不感症を経て、“命を取り戻す体”へ【セルフラブ×フェムケア】
愛し愛されるためのセルフラブ講座 「感じられない私」が教えてくれたこと。プライバシー侵害の傷から、不感症を経て、“命を取り戻す体”へ【セルフラブ×フェムケア】 私はプライバシーを侵された経験から「人が怖くなった」「信じることができなくなった」そんな心の傷を抱えていたことをお話しします。 今回は、その心の傷が体にも影響していたこと—— 心の傷がホルモンバランスにも影響するということ 「感じられない」という状態、不感症との向き合いについて書きたいと思います。 これはとても個人的な話です。 でも、きっとどこかで、同じような違和感を抱えてきた女性がいると思うから、少しでも癒しに繋がればと思います。 ◆ 心が閉じたあと、体も閉じていた 誰にも言えない恐怖や疑念を抱えていた頃、私はふと、体の感覚が鈍くなっていることに気づきました。 優しく触れられても、何も感じない パートナーとの時間に、どこかで自分が「演じている」 触れられることが怖い、気がつくと体が緊張している それは、「性的な不感症」と呼ばれるものかもしれません。でも当時の私は、そんな言葉すら知らず、ただひたすらに「私、どこか壊れちゃったのかな」**と感じていました。 ◆ “感じること”は、「安全」とつながっている フェムケアの学びを深めていく中で、私は衝撃を受けました。 「女性の体は、“安全”だと感じて初めて、開くことができる」 つまり、私の体が“感じられなかった”のは、私が“冷たい”わけでも、“欲がない”わけでもなくて、「怖さがずっと残っていたから」だったんです。 その瞬間、私は自分にこう言ってあげたくなりました。 「あなたはちゃんと、体でSOSを出してたんだね」「何も間違ってなんていなかったよ」 ◆ セルフラブは、体にも届いていく 最初は、心を守るためのセルフラブ。でもそれがだんだんと、体のケア=フェムケアにもつながっていきました。 私がやってきたのは、とても小さなことです。 毎晩、自分の下腹部に「ありがとう」と声をかける 鏡で自分の体を見て、「今日もここにいてくれてありがとう」と伝える バスソルトで湯船に浸かり、「体にやさしく触れる習慣」をつくる...